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現代企業の参考例・・・◇創業者だからできた改革
■創業者だからできた改革
●社長と会社の運命は表裏一体、社長の運命を知ることは、その運営する会社の運命を左右する重大事であるから、これは関心を持たざるをえない。田舎の新聞に載った記事を元に、その足跡をたどってみると、色々なことが見えてくる。もちろん、新聞記事であるから多少の脚色はあるかも知れないが、それでもおおかたの真実は見えるものである。
"企業は人なり!"とは、よく言われる。結局会社の運命を左右する人は、企業トップですから、どういう人がトップになるかで方向性が決まるのである。
◆◆・・・会社の名は「北陸ミサワホーム」創業者は”林 敦”上場企業だ。ミサワホームの本体は、バブル崩壊で傷ついた。相当のイメージダウンがあった。そういう試練を乗り越えて、やっと戻りつつあった時、気が付いたら「大企業病」というどうにもならない病にかかっていたことに気が付いた。ここは自分がでるしかない。「自分は銀行が送り込んだ再建役と思うことにした」。創業者の林は考えた。
◆◆「北陸ミサワホーム」は創業者の林会長が、家業の林製材所が木造住宅を手がけたところから始まった。ミサワホームの代理店との契約をしたときには、親族は皆が大反対であったという。そういう中でミサワホームの創業者である三澤千代治しを信じて独立した。
独立してから1年後の1969年宣伝資金もなにもない中で、恩師にたててもらった新築住宅を婦人に頼み込んでモデル住宅代わりに使わせてもらう・・内見会という営業法を開発した。ゼロよりもマイナスのスタートからの苦肉の策だった。
企業の理念は「人の喜びをもってわが喜びとする」である。
◆◆◆◆そんな”林 敦会長”の運命式はどうなのであろうか!
●林 敦会長の運命式(70才)
10 9 29
2 22 20
14 13 21
●15年周期の流運はどうなっているだろうか?
15才まで 30才まで 45才まで 60才まで
8 6 23 15 20 18 14 15
9 10 18 16 21 22 9 16
●●時代や環境が味方をしたとはいえ、なぜ林会長が独立をして企業をし、事業を成長させ、危機には改革をやってのけることができたのか?その辺の秘密を運命式から考えてみよう!
◎家族の反対を押し切って起業できた理由
1)運命式を見ると、もっとも大きな特徴は、家庭内性格がちょっと普通の人とは違うということです。どういう風に違うかといいますと、簡単には表現できないのですが、ちょっと極端なのです。ご本人が聞けば怒られるかも知れませんが、非常に人がよくて人情的です。人とのつながりをなかなか切ることができないのです。だから、家族とのつながりはとても強かったはずです。しかし、片一方では、自分が一番という想いも強かったはずです。しかし、何よりも重要なのは自分で自分を変えることのできるという特徴を持っている点です。
こういう性格的な特徴が、家族からの独立という苦渋の選択をしたのではないかということです。
2)しかし、本当の理由はそうではないと思います。なぜならば、家業を継いでいたお兄さんの林敬さんとは、実は運命式的にはぶつかり合う関係にあったということです。ちょっと離れていればお互いに考えることはよくわかるのですが、同じ仕事をしていればどうしてもライバルになってしまうのです。ですから、長くは続かなかったはずです。
3)そういうときにミサワホームに出会ったということです。林会長の仕事運は情熱型の目的指向型ですから、これだと決めれば、まさに向こう一直線。どこまでも進んでいきます。ちょうど住宅産業に関わりを持ったときですから、目的とするにふさわしいものを見つけたのです。
4)ですから、人情に厚い林会長ですが、仕事運とちょっと特異な家庭内性格と、家族関係という三つの要素が重なり合って、自分の人情を越えて、企業に踏み切ることができたのでしょう!
◎独創的な営業方法を編み出してきた理由
1)内見会販売方式や、住宅展などをひらきながら、独創的と思われる販売方法を開発してきた背景には、もちろん当初の資金難というハンディーもあったことでしょう。しかし、何よりも家庭内性格と仕事運のコンビがいい方向に働いたのです。徹底した目的指向性の中で、自分を変えることのできる特徴が、新しい営業方法となって現れたのだと思います。
2)会社の理念は「人の喜びをもってわが喜びとする」というものですが、これは、林会長の持つ人のつながりを大切にするという心情の姿勢が現れたものです。この理念が仕事の目的性に力を与え、正義を与えました。このことが消費者に受け入れられる基本になっているのでしょう!
◎改革という大きな荷物をどうして果たすことができたか?
1)基本的に改革というのは、普通の人ではできないのです。そういう意味では創業者が立ち上がるのは自然の成り行きです。カリスマ性がなければ誰もついては来ません。そのカリスマ性という点では、林会長は役員の誰よりも群を抜いています。
2)手荒な改革も、自分が銀行の再建役になったとなりきることができるのです。このなりきることが出来るというところが普通の人とは違うのです。
3)それから、人気運も明るくて物怖じしませんし、自分の目的にあった人とのつきあいを深めますから、改革という大きな荷物を背負うことができたのです。それでも、人情や人とのつながりという基本は根底に持っているところがいいのです。
◎会社のDNAは相続されるか?
これは難しい問題なのですが、現社長がというよりは、林会長の掲げてきた理念と、その歩んできた足跡を次に続く人がどこまで理解して実践し、発展させることが出来るかということです。そういう意味では、次に続く人たちの人材如何ではこのDNAが途絶えてしまう危険はいつもつきまとうのです。
そういう意味では創業者である林会長の示した基準というのが、会社の原点になるのです。それに答えられる人材が現れ続けるうちは運勢があると見ていいでしょう!ダメになるときには人からダメになっていきます。
■今回の一言 己達せんと欲して人を達せしむ(論語)
これは、究極の自己中心主義?は、利他主義になるということなのだろう。そういう意味では、「情けは人のためならず」ということになるのである。
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