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現代企業の参考例・・・◇磨き抜いた家内工業

●高井製作所社長・高井一哉社長
社長と会社の運命は表裏一体、社長の運命を知ることは、その運営する会社の運命を左右する重大事であるから、これは関心を持たざるをえない。
地元の北國新聞に紹介された記事を参考にしながら、社長の持つ運勢を勉強してみたいと思う。
もちろん、新聞記事であるから多少の脚色がある事も念頭において、運命式から見る社長と企業のあり方を見ることも為になるのではないかと思う。"企業は人なり!"とは、よく言われる。結局会社の運命を左右する人は、企業トップですから、トップを知ることはとても大切であると思います。
◆プロフィール
高井一哉
金沢市生まれ。1967年工学院大生産機械科卒後、高井製作所入社。79年専務。94年社長。全国豆腐危機興行界副会長。
◆高井製作所(金沢市)
豆腐類、豆乳飲料などの製造器、包装装置など製造。1917年高井商会として設立。1946年法人化。資本金3100万円
※高井製作所のホームページはここ
先ずは北國新聞の記事(抜粋)を紹介しよう!
○前を向いて投資
豆腐製造機をつくって87年、業界では知らないものはない。安売り一辺倒から、味がよければ高くても売れる環境に変わり、豆腐の製造機に求められる水準は上がった。生き残りに必死だ。「今利益が出ていても、永遠に続くとは限らない」と思うから、苦しくても前を向いて投資する。
初代の亀次郎が大豆を砕く機械をつくったのは大正時代。機械で豆腐をつくる発想がなかった頃である。
○三代目の自覚
先代は80才でなくなるまで社長でいた。当時市場環境がよくなく、跡を継ぐと最初の大仕事が「人員整理」になった。「責任感のある社員が残った。そこが強みです。」大家族のような信頼関係にあるから、社員に任せても安心していられる。とはいえ思い上がりは禁物である。三代目、五代目は危ないという言い伝えはあたっていると思うようになった。
「昔も今も家内工業です。大豆から派生する事業以外には手を出しません。」
○はい上がれ
機械が分からない社長では話にならないから、長男東一郎には理系に行けと命じて、卒業するとすぐに現場に放り込んだ。社員にこき使われるところから始めさせた。そうすれば意思の疎通がうまく行く。
従業員の生活を背負って立つ緊張感に絶えられるのはいつまでか?下からはい上がった長男にバトンを渡すときに備えている。
■四代にわたる社長の運勢の流れが連綿と受け継がれている。
その大きな流れの中で、それぞれの社長の運勢を見てみることにしよう。
<初代高井亀次郎さんの運命式>
29 14 31
25 40 21
36 26 30
初代らしく、知恵や知識をしっかりと持ち、仕事に対しては目的型ですから、自分の目的に向かって走ります。それに、組織化とか人のグループを作るのが上手ですから、初代が大きな基盤を築いたといえるでしょう!
<2代目高井源雄さんの運命式>
26 14 27
22 39 17
35 25 29
初代と同じように知恵に優れていますし、思索型でもあります。ですから、初代の業績を受け継いで、それをしっかりと仕事上で形に仕上げることを致しました。
<3代目高井一哉社長の運命式>
23 14 15
19 24 5
20 10 14
自分のおかれた環境をしっかりと分かった上で、伝統を守り、ちゃんとした人間の組織作りを、初代とは違った形でしています。自分の分をしっかりと分かっているところが、凄い。
<4代目高井東一郎さんの運命式>
24 14 23
20 32 13
28 18 22
4代目にもなると課題も多いだろうから、結構大変だと思う。三代目までが築いて守ってきたものをどうやって発展させることができるかということになる。違う意味でプレッシャーがあるだろう!
柔軟性のある性格ですが、仕事的にリーダーシップを発揮するには、戦略性が問われることになる。企業戦略をしっかりと構築しないとやっていけない段階に入ってくるはずだ。
ここで、もう一度高井一哉社長の運命式を見てみよう!
<高井一哉社長の運命式>
23 14 15
19 24 5
20 10 14
●仕事運
着実に仕事を積み上げるということが運勢を良くします。そういう意味では、いたずらに冒険をしない姿勢は、自分をよく知っている。与えられた環境の中で、よくそれを守り、組織をしっかりとつくり、そういう中で仕事は手堅く着実に。ということである。
●人気運
人気運はリーダーとして、人にちゃんと指示を与えたい人でもあります。でもその指示をする姿勢は、ちゃんとした人間のつながりをしっかりとつくっているから出来ることでもあります。もしそれがなければ浮いてしまっているでしょう!
●社名から見た運勢
高井製作所の持つ運勢は、本来は主体的で攻撃的である。だから、黙っているよりは積極的に外に向かってアプローチする運勢を持っているといえる。しかし、歴代の社長達は、初代を除いて、どちらかというと守り型であった。
だから、社名の持つ運勢と社長の持つ運勢がマッチングするのは実は4代目の東一郎さんである。だから、4代目はチャンスでもあるが、それだけに企業戦略が問われることになる。
●ポイント
経営者として歴代の社長達から受け継いだ内容を、自分の代でそれをどうやって守り、発展させることが出来るか?そのことを、無理をせずに、しっかりと自分の与えられた環境社会圏の中で行い、ひとづくりを心がけてきたからこそ、よい組織を持つことが出来るようになったと思います。
やはり課題は、次の後継者にどのようにバトンを渡すかということにもありますし、その性格や能力、方向性などをどうやって全体的にコントローするかという「相続の仕方」が会社の大きな分かれ道になるかも知れません。
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